武蔵野大学は、同大学のデータサイエンス学部が実施する「データサイエンス・人工知能(AI)人材教育プログラム」について、文部科学省による令和5年度「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の「応用基礎レベル」に認定され、かつ「応用基礎レベルプラス」に8月25日付けで選定されたことを、9月21日に発表した。
「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」は、内閣府・文部科学省・経済産業省の3府省が連携し、学生の数理・データサイエンス・AIへの関心を高め、各大学・高等専門学校における数理・データサイエンス・AI教育の取り組みを奨励するための認定制度。認定(既認定含む)された教育プログラムの中から、先導的で独自の工夫・特色を有するものを「認定教育プログラム(リテラシーレベル/応用基礎レベル)プラス」として選定している。
2021年、同大学では「副専攻AI活用エキスパートコース」の入門科目「データサイエンス・AI入門」が同制度のリテラシーレベルとして認定されており、文系・理系問わず全学生がデータサイエンス・AIについて学修している。
今回「応用基礎レベルプラス」に選定された「データサイエンス・人工知能(AI)人材教育プログラム」は、データサイエンスや人工知能(AI)技術などへの関心を高め、それらを扱うための事前知識・スキルを習得することを目的としている。
特徴のひとつである「未来創造プロジェクト」は、1年次の後半から始まるゼミ形式の研究活動。学生は実社会の課題解決に必要なデータサイエンスおよびAIのスキルと知識を実践的に学び、連携企業との成果発表会で実社会からのフィードバックを受けながら各自の価値創造を確認する。
さらに、本プログラムではすべての科目にグループワークを導入し、学生が能動的な協調学修を行う。また学会への積極的な発表や海外大学との連携活動、連携協定企業でのインターンシップも早期から実施している。これらの取り組みを通じて、3・4次からのエキスパートレベルの学修を深化させ、実践的なデータサイエンス応用、プレゼンテーション能力、チーム協力、グローバルリーダーシップ能力を発展させ、実践力を備えたデータサイエンティストの輩出を目指す。
なお、本年度までに「応用基礎レベル」に認定された138件(大学単位54件、学部・学科単位84件、短大除く)のうち、今回は7件が「応用基礎レベルプラス」として選定された。過去の選定も含め、学部・学科単位での応用基礎レベルプラスへの選定は、同大学が私立大学として初となる。
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