バカンは、混雑情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン)」を、東京大学本郷キャンパス工学部1号館15号講義室に提供することを、7月27日に発表した。今回の導入により、大学内の教室の空き状況の可視化・配信を行うとともに、取得した混雑データを活用し快適な学内環境の実現を目指す。
同社ではさまざまな方法で空きや混雑を検知・配信しており、今回はAIカメラで可視化する機能「VACAN AIS(バカンアイズ)」を用いて、講義室内に設置したカメラの映像をもとに空き状況を自動で判定する。
今回の取り組みでは、講義室内を6つのエリア(前・中・後3エリア×左・右2エリア)に分け、それぞれのエリアについてリアルタイムで混雑状況を検知・配信する。学生などの利用者は、専用Webページや学内に設置されたサイネージなどからリアルタイムの混雑情報を手軽に確認できる。また、施設の空き情報を得る過程で取得した講義室の利用データを蓄積させることで、学内環境の改善などへの活用も目指す。
今回大学の講義室に「VACAN」を導入することで、講義室がどのように使われているか、また使われ方にどのような傾向があるかといった、これまで見えていなかった講義室の利用データを検知できるようになる。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア