ベネッセコーポレーションは、小学3年生~6年生とその保護者を対象に実施した、ChatGPTの認知、利用経験、今後の利用意向などに関するアンケート調査の結果を、7月13日に発表した。同調査は6月22日~23日の期間に行われ、1032組から回答を得ている。なお、子どもの回答は保護者から子どもに質問する形で聴取している。
調査対象者に、自分(子ども対象の質問)または自身の子ども(保護者対象の質問)はChatGPTについて知っているかを尋ねたところ、「知っている」という回答は20%だった。
ChatGPTについて「知っている」と答えた子ども(205名)の保護者に、自身の子どもがChatGPTをどれくらい使っているかを尋ねた質問では、「よく使っている」「時々使っている」「試しに使ってみたことがある」を合わせた割合が、約7割に達している。
自身の子どもがChatGPTについて「知っている」と答えた保護者(518名)に、自身の子どものChatGPT利用についてどう思うかを尋ねたところ、「積極的に使ってほしい」と「少し使ってみてほしい」を合わせた割合が約6割となった。
自身の子どものChatGPT利用について、肯定的な意見を持つ保護者(294名)にその理由を尋ねた質問では、「新しい技術の活用力を養うよい機会になりそうだから」を挙げる回答が最多となっている。一方、否定的な意見の保護者(151名)からは「自分で考えなくなりそうだから」を理由として挙げる回答がもっとも多かった。
ChatGPTについて知っている子どもに、ChatGPTを今後どれくらい使ってみたいかを尋ねたところ、「たくさん使いたい」と「少し使ってみたい」を合わせた割合が約8割に達している。
ChatGPTを「知っている」と回答した子どもと保護者のうち、今後のChatGPT利用に肯定的な意見を持つ子ども(176名)と保護者(294名)に、ChatGPTをどのようなときに使いたいか(子ども対象の質問)、またはどのようなときにChatGPTを使ってほしいか(保護者対象の質問)を尋ねたところ、親子ともに「好きなことについて調べるとき」が最多となった。
ChatGPTについて知っている子どもと、自身の子どもがChatGPTについて「知っている」と答えた保護者に、ChatGPTの使用時にそれぞれの項目がどれくらい大事だと思うかを尋ねた質問では、いずれの項目も親子とも同程度となった。とりわけ「正しい情報かどうかを確かめる」ことが大事だという回答がもっとも多くなっている。
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