学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「内々定の獲得状況」に関するアンケート調査の結果を6月12日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2024」来訪者に対して、5月25日~31日の期間に行われ、547名から有効回答を得ている。
調査結果によれば、2024年卒学生の6月度(5月末時点)の内々定率は、4月末時点から12.0ポイント増となる76.3%だった。前年同時期(67.8%)との比較でも8.5ポイント増と、内々定出しの早期化が顕著になっている。
文理別では、理系が前年同時期比9.6ポイント増の87.7%、文系が前年同時期比7.8ポイント増の70.4%と、どちらも前年同時期を上回った。理系の内々定率は9割に迫っており、すでに前年の6月末調査時(86.9%)を上回っている。
就職活動を継続している学生は、4月末時点から15.5ポイント減の56.5%に減少した。「内定(内々定)を獲得して、就活を終了」と回答した学生は、41.9%に達している。
内々定先企業と接点をもったタイミングとしては、インターンシップの申し込みが解禁される2022年6月(16.9%)がもっとも多く、採用広報解禁月である3月(14.4%)がそれに続いた。これまでと同様に2月以前の接触が多いものの、3月以降の就職活動で接触した企業への内々定割合も増えてきている。
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