MIXIは、2022年4月より本格始動した、渋谷区立中学校の部活動を渋谷区にゆかりのある地域企業・団体の協力を得て、学校を横断して行う同区の取り組み「シブヤ『部活動改革』プロジェクト」において、2022年度に引き続きコンテンツ提供や講師派遣などの支援を行うことを、4月24日に発表した。
2022年度、同社を含む渋谷区内の企業3社が担当した「デジタルクリエイティブ&eスポーツ部」に入部した26名に対して、複数回実施したアンケートでは、「とても満足」と「まあまあ満足」を足した回答が約9割に達した。
2023年度は、5月より「デジタルクリエイティブ部」において、同社が年間を通してすべての講座を担当する。実施コンテンツとしては、「プログラミング」「AI/テクノロジー」「デザイン」の、3つの分野において同社の社員を講師とした部活動を通年で展開する。
「プログラミング」(全8回)としては、オリジナルソフトウェアと講義を通じてPythonを習得し、課題をクリアしていく「Pythonプログラミング実践と課題解決」、Pythonを使用してゲームの企画や使用するイラストの作成など、自由なゲーム作りに挑戦できる「オリジナルゲーム制作Pythonプログラミング」を用意している。
「AI/テクノロジー」(全9回)では、プログラミングツール「Romi シナリオエディター」を使ってMIXIが開発する会話AIロボット「Romi」との会話をプログラミングする「会話AIロボット『Romi』との会話をプログラミング!」、AIがデータから学ぶ技術「機械学習」や、より高度な学習をする「ディープラーニング」について、デモアプリケーションを体験しつつその仕組みを学び、自らのアイディアを広げていくことに挑戦可能な「『機械学習』を理解してアイディアを広げよう!」、SNSやスマートフォンなどを安全に使うための方法や情報セキュリティについての知識を、ゲームを通じて学べる「情報セキュリティ学習」が行われる。
「デザイン」(全11回)としては、Webやアプリのデザインを通して文字や画像、ボタンなどをどのくらいの大きさで、どこに配置すれば使う人が使いやすくなるのか、デザインを通して体感できる「情報デザイン」、ロゴのデザインを通して、色、形、大きさ、文字、動きなどの要素をうまく使って、どうやったらロゴを見てくれる人に伝えたいことが伝わるのかを体験可能な「グラフィックデザイン」、リズムやベースなどのパートを組み合わせたり、メロディを付けたりして、オリジナルの楽曲を作成する「サウンドデザイン」を用意している。
日程は5月10日~2024年3月13日の毎週水曜16時~18時で、会場はMIXI本社(東京都渋谷区)。参加生徒数は最大30名。
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