トモノカイは、教員を志望したことのある国内の大学生を対象に実施した、意識調査の結果を4月14日に発表した。同調査は、教育系のアルバイトを紹介するサイト「t-news」に登録している国内の大学生に対して、3月13日~24日の期間に行われ、384名から有効回答を得ている。
調査対象者に、今も教員になることを志望しているかを尋ねたところ、「していない」(25.4%)と「迷っているがどちらかというと後ろ向き」(26.5%)を合わせた割合が51.9%に達し、教員になることを諦めたり志望度が下がったりしていることが明らかになった。
教員志望だったがやめた、または後ろ向きと答えた人に、その理由を尋ねた質問では、「労働時間が長く、部活動や行事などで休日出勤も多いことを知ったから」(53.6%)がもっとも多かった。以下「教職課程の履修科目が多いなど教員になるまでの道のりが遠いから」(9.7%)、「公立校は残業代が支給されないから」(9.2%)が続いている。
同じく、教員志望だったがやめた、または後ろ向きと答えた人に、教員志望をやめた、または後ろ向きになったのはどの段階かを尋ねたところ、「教職課程を受ける前の段階」が46%、「教職課程で座学やスクリーニングの受講/試験勉強をしている段階」が33.2%で、約8割が学校で教育実習を受ける前に後ろ向きになったことがわかった。
もともと教員を志望したきっかけとしては(複数回答)、「小中高時代に出会った教員の影響」「昔から子どもや人に教えることが好きだった」「教育関係のアルバイトでやりがいを感じた」が上位を占めている。
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