スタディプラスは、同社の運営するStudyplusトレンド研究所が、学習管理アプリ「Studyplus」上で九州地方の学校に通う高校生を対象に実施した、「朝課外」に関する調査の結果を3月29日に発表した。同調査は、2月10日~13日の期間に行われ、762名から回答を得ている。
調査対象者に、自身の通う高校に現在「朝課外」やそれに相当する授業以外の補習授業があるかを尋ねたところ、「朝課外」があるという回答が7割超に達した。都道府県別では、宮崎県がもっとも多く、以下、沖縄県、鹿児島県、福岡県が続いている。
「朝課外」が「ない」と答えた人に対して、高校に入学してから、「朝課外」を経験したことがあるかを尋ねた質問では、約2割の高校で回答者の入学後に「朝課外」が廃止されたことがわかる。ここ数年で「朝課外」が廃止された学校を都道府県別でみると、熊本県が最多となり、鹿児島県、福岡県、沖縄県がそれに続いた。
「朝課外」の頻度としては、「毎日」という回答が約7割に達している。
「朝課外」がある日の起床時間を尋ねたところ、朝6時台が51.7%でもっとも多く、朝5時台が41.5%でそれに続いた。
「朝課外」がある日の、学校への到着時間を尋ねた質問では、朝7時台が約9割を占めており、朝5時台、朝6時台という回答もみられる。
「朝課外」が必要だと思うかを尋ねたところ、「必要ない」と「どちらかと言えば必要ない」を合わせた割合が7割超を占めた。
「朝課外」が「必要である」または「どちらかと言えば必要である」と答えた人に、「朝課外」が必要だと思う理由を尋ねた質問では、「勉強時間を確保できるから」が約6割で最多となっている。
「朝課外」が「必要ない」または「どちらかと言えば必要ない」と答えた人に、「朝課外」が必要ないと思う理由を尋ねたところ、「寝不足になってしまうから」「疲れが溜まってしまうから」という回答が7割超を占めた。また、「家族に負担がかかるから」も3割超に達している。
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