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桐蔭横浜大学が一般教養科目を一新し全学共通教育「MAST」を導入、必修科目に「データサイエンス」を設定

 桐蔭横浜大学は、全学共通教育「MAST(マスト)」を3学部1学環のすべてで、2023年4月に開始することを10月31日に発表した。

 同学は、4番目の教育プログラムとなる「現代教養学環」を新設しており、2023年4月からは既存の法学部・医用工学部・スポーツ科学部(スポーツ健康政策学部から改組)との3学部1学環体制となる。「MAST」は、3学部1学環体制のスタートに合わせて全学部学環に共通の教養教育として実施される。

 「MAST」のネーミングは、船の帆柱=マストに因み、知識の風を満帆にうけて社会の大海原に乗り出す基柱を意味しており、従来同学で3学部ごとに実施されていた教養教育・専門教育を一新する。

 必修科目としては、文部科学省のデータサイエンス教育認定制度である「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」の認定を取得している「データサイエンス」を設定するとともに、単なる就職対策ではない「なりたい自分になる」ライフロングの自己探求を授業として展開する「桐蔭キャリアゲート」を設定している。さらに、もうひとつの必修科目である「桐蔭スキルゲート」では、大学での学びのスキルを確実に身につける。

 選択科目は、従来の3学部における教養教育を刷新・統合し、学部共通の教養教育科目群として設定。体系立った科目群(コンポ)として「地域創成」「ビジネス・インテンシブ」「異文化スタディ」「現代心理」「地球環境」の5コンポを配置する。ほかにも、スポーツ系学部と教員養成課程(小・中・高)を擁する大学として、将来のキャリアを見越した「ジョブ・キャリア」「アスリート・キャリア」「ティーチャー・キャリア」の3プログラムを置く。

 3学部(法・医用・スポーツ科学)では、これらの科目群から1ないしは2以上の「コンポ」または「プログラム」の体系立てた履修を推奨し、専門課程で学ぶ高度な専門性とのシナジーを目指す。

 現代教養学環では他学部と異なり、5コンポすべての履修を基本に、その中から1つを2年次以降の「コース」として選択する「レイトスペシャライゼーション」を実施する。コースは、各コンポに対応した「地域社会学」「マーケティング学」「国際コミュニケーション学」「心理学」「サスティナブル工学」を置く。

 なお、一定の条件を満たして一連の単位を修得すれば、全学部学環いずれの学生に対しても、大学として学習履歴を証明するサーティフィケートを交付する。

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