ジェイックは、同社の運営する中退者向け就職支援サービス「ジェイック 就職カレッジ 中退者コース」の受講生を対象に実施した調査結果を集計した、2022年度上半期中退データ集を10月26日に公開した。同調査は、4月1日~9月30日の期間に行われ、173名から回答を得ている。
調査対象者に、新型コロナウイルス感染症がなければ中退をしていなかったと思うかを尋ねたところ、中退理由として新型コロナ禍を挙げる回答は23.4%に達した。同様の回答は、2020年度通期では14.0%、2021年度通期では15.5%で、中退理由に新型コロナ禍を挙げる回答は、今回の調査が過去3年で最多となっている。
実際に中退したのは(中退する予定なのは)、入学後何年目かを尋ねた質問では、「4年目」(25.1%)がもっとも多く、「3年目」(19.9%)がそれに続いた。
中退理由として新型コロナ禍を挙げた人に、中退理由を自由に答えてもらったところ、「コロナ禍で留学が中止になった」「大学入学にともない上京した中でオンライン授業となり、孤立したような気持ちが強くなった」「実技重視の学科だったが、授業がすべてオンラインになり、実習がほとんどできなかった」「頑張ってきた部活が中止になり、気持ちが途切れてしまった」といった回答が寄せられている。
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