23年卒の採用状況、4割超の企業が採用予定数を上回る「内々定出し」を実施【学情調査】

　学情は、企業・団体の採用担当者を対象に実施した、「2023年卒の採用状況」に関するアンケートの結果を、9月5日に発表した。同調査は、7月11日～20日の期間に行われ、614名から有効回答を得ている。

　調査結果によれば、採用予定数に対して「101％以上」の内々定を出した企業は43.8％に達しており、前年度の調査結果を7.5ポイント上回った。一方で、採用予定数に対する「内々定承諾者の割合」は、ある程度の学生が承諾をしたといえる「81％以上」が30.8％に留まっている。

　採用活動の進捗では、「継続中」が73.6％と前年同時期を1.1ポイント上回った。「いったん終了したが、夏・秋採用計画（実施）中」（5.3％）も前年同時期から2.5ポイント増えている。

　選考辞退を減らすために実施したことを尋ねた質問（複数回答）では、「学生がリラックスできるよう堅苦しい面接にならないようにした」（64.3％）がもっとも多く、「選考の合否をできるだけ早く伝えるようにした」（55.6％）がそれに続いた。「面接の前後にフィードバックの時間を設けた」という企業も29.5％に達している。