学習塾向けICTコンテンツを運営・販売するスタディラボは、セイコーエプソンとのオープンイノベーションにより、家庭学習をサポートする塾向け学習支援サービス「StudyOne(スタディワン)」を開発し、6月から実証を開始する。
「StudyOne」は、スタディラボが持つLMS(学習管理システム:Learning Management System)と、セイコーエプソンが持つ遠隔印刷・スキャン技術を組み合わせ、デジタルと紙の融合により家庭学習の新しいスタイルを提供するサービス。
オンラインでの授業後すぐに課題を遠隔印刷し、解答を遠隔スキャンで提出することで子ども部屋と学習塾をつなぐことが可能。さらに、紙教材の課題提出までのやりとりをLMSによって記録することで、教員が生徒の学習過程全体を把握でき、生徒一人ひとりに合わせた学習指導を行う環境を提供する。
まず教員はプリントをLMSに取り込む。次に取り込んだプリントを対象の生徒宅へ送信。生徒は届いたプリントで学習し、解き終わったらプリントをスキャンして塾へ返信する。各プリントには情報を識別できるQRコードが自動で印刷され、生徒の学習ログとしてデータを蓄積することが可能。
「StudyOne」により、教員はいつどこにいてもLMSを通して課題の提出状況や内容を確認できるため、これまで見えにくかった家庭学習での成果が「見える化」され、指導面にも大きな成果が期待できる。そして生徒(家庭)は、答えだけでなく解答途中の過程も教員に見てもらえるため、学習の質の向上が期待できる。
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