AI電子申請ソリューションの開発を行うミラボと、情報モラル教育・プログラミング教育を手がける教育ネットが共同開発したクラウド型デジタルAI教材「らっこたん」が、鳥取県内91校を含む全国の小・中学校250校で導入される。
「らっこたん」は、情報活用能力を身につけられるクラウド型デジタル教材。AIを活用して、タイピングや情報活用に伴う基本的な知識を効率的に習得できる。特にタイピングでは、6年間の学習状況を教員がリアルタイムで確認できるため、効率的な指導が可能になる。
端末を活用した学習を進めるにあたり、従来の「読み」「書き」と同様にタイピングスキルの習得が重要視される昨今。従来のタイピングツールは、個々のスキルが異なる児童生徒が意欲的かつ継続的に学ぶことが難しい状況にあることや、学校・教員が個人のスキルや学習状況を6年間の体系的なデータとして把握できないことなどが課題となっている。これらを解決するべく、教育現場のニーズに基づく「らっこたん」が開発された。
なお、「らっこたん」を利用した全国統一タイピングスキル調査も行われている。全国の児童生徒を対象に、共通のタイピングコンテンツを3分間実施するだけで学校や自治体単位で子どもたちの今のタイピングスキルを調査でき、調査結果は学校・自治体・個人にフィードバックする。現在、調査に協力可能な小・中学校・自治体を募集中。
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