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中野区立中野第一小学校が「Monoxer」を導入、2021年の実証事業で漢字テストの平均点が約8割に上昇

 公立小学校の中野区立中野第一小学校は、モノグサが提供する、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」を2022年4月より導入した。

 同校では昨年、「Monoxer」の「手書き機能」で漢字を書きながら学習し、事前と事後にテストを実施してテスト結果の平均点を比較した。実証事業の結果、20点満点のテストで、全体の平均点は11.1点から15.8点と約8割に上昇。この結果を受け、今回の導入に至った。

2021年の実証事業の結果
2021年の実証事業の結果

 「Monoxer」は、教員が憶えてほしい内容を登録するだけで、その内容を定着させるために必要な問題を自動で作成する学習プラットフォーム。同校はこれまで、宿題では教員が紙のプリントを出し、児童は間違えた部分を反復して書いて憶えるという指導をしていた。今後、国語、算数、社会、理科、英語の5教科で「Monoxer」の活用を予定。反復学習による記憶定着が必要な事項に関しては、紙のプリントから「Monoxer」に置き換える。

 「Monoxer」を活用することで、児童一人ひとりの記憶状態に応じて最適な反復学習ができるようになる。可視化された結果を保護者と連携し、児童のモチベーションを高める声掛けを各家庭と協同で実践。これにより、同校がこれまで授業時間に使っていた記憶に係る時間を減らし、「考える」「話し合う」「伝え合う」「活用する」などの時間を増やすことを目的としている。

 2022年度、同校は全教職員で一人一台タブレットと「Monoxer」の活用による授業改善・授業改革の研究に取り組むことを目指す。

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https://edtechzine.jp/article/detail/7448 2022/04/26 12:50

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