ガロアは、同社が運営する大学生専門の資金調達アプリ「ガクセイ協賛」に登録する、4年制・短期大学・専門学校を含む学生455名を対象に実施した、現在の就活状況に対する意見についての調査結果を、4月12日に発表した。同調査は、3月9日~17日の期間に行われている。
調査対象者に、現在の就職活動状況を尋ねたところ、「就活を終えている」が10%、「就活中」が14%、「これから就活する」が75%となった。ほかにも、「大学院に進む」「自身で起業する」「まだ進路がわからない」といった回答も寄せられている。
就職活動の企業選びで重視することを尋ねた質問では、「会社の雰囲気や価値観が合う」「社長や社員の人柄がよい」「ワークライフバランスがとれる」といった項目について、「あてはまる」とする回答が多かった。
企業の規模についての考えを尋ねたところ、企業規模ではなく仕事内容が大きな判断軸になっていることが明らかになっており、中でも「やりたい仕事ができるなら大企業がよい」が38%、「やりたい仕事ができるなら中堅・中小企業でもよい」が31%となっている。
大手企業を希望すると回答した人に、大手企業で魅力だと感じているところを尋ねた質問(複数回答)では、「社会的信用度が高い」(69%)がもっとも多く、安定性や待遇のよさを挙げる回答が多かった。
中小企業を希望すると回答した人に、中堅・中小企業で魅力だと感じているところを尋ねたところ(複数回答)、「社内のコミュニケーションの取りやすさ」(78%)が最多となっている。
スタートアップ企業・ベンチャー企業を希望すると回答した人に、その魅力を尋ねた質問(複数回答)では、「上昇志向が高い空間で働けること」「将来的に起業を考えており、ノウハウを学びたい」が上位を占めた。
どのような働き方ができる会社に魅力を感じるかを尋ねたところ(複数回答)、「フレックス制や時間有給で働くことができる」「リモートワーク・遠隔地勤務が可能であること」を挙げる回答が多い。
理想的な条件として「リモートワークでの出勤」を挙げた人に、出社の頻度はどれくらいが望ましいかを尋ねた質問では、「週2、3回」という回答がもっとも多かった。
35歳くらいになったときに、いくら稼いでいればよいと思うかを尋ねたところ、「500~700万円」と「700~1000万円」が同率で最多となっている。
新型コロナ禍以降、就職活動の企業選びや働くことに対する考え方が変わったかを尋ねた質問では、「変わった」が43%、「変わらない」が57%だった。
具体的な変化の内容としては、「業界の安定性を意識するようになった」「将来性(ITやDX)を重視するようになった」「オンライン面接が増えた」「競争率が上がったように思える」「リモートワークできる会社かどうかが選定基準に入った」「実家との行き来がしやすい勤務地を希望するようになった」といった意見が寄せられている。
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