日本マイクロソフトは、文部科学省の全職員が利用する「文部科学省行政情報システム」に、利便性および災害耐性の向上、セキュリティ強化を目的として、同社のクラウドサービス「Microsoft 365 E5」と「Microsoft Azure」が導入され、1月より稼働開始したことを、3月22日に発表した。日本の中央省庁としては初の基盤ネットワークシステムのフルクラウド化となる。
文部科学省では、2017年1月よりオンプレミスで稼働してきた「文部科学省行政情報システム」が更改時期を迎えたことを機に、職員の多様な働き方への対応や、業務効率の改善、非常時に影響を受けにくい耐災害性、セキュリティ強化を図ることを目的として構成を検討してきた。その結果、世界中のさまざまな業種の企業・組織で利用されている実績があることや、業務効率改善からセキュリティの担保まで包括的に実現できる点などが評価され、同社のクラウドサービスが導入された。
「Microsoft 365 E5」の導入により、より高いレベルでセキュリティを担保しながら、コロナ禍においても生産性の高いリモートワークなどの多様な働き方や情報漏洩対策を実現し、また「Microsoft Azure」の導入により、運用管理の一元化による効率化や災害時における事業継続などが可能となる。
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