アカリクは、大学院を修了して民間企業へ就職する大学院生の子どもを持つ保護者を対象に実施した、「大学院修了に際した子どもへの想い」に関する調査結果を3月16日に発表した。同調査は、3月2日~7日の期間に行われ、73名から有効回答を得ている。
調査対象者に、子どもが大学院に進学してよかったと思うかを尋ねたところ、「非常にそう思う」が60.3%、「ややそう思う」が20.5%だった。
子どもが大学院に進学して「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた人に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「興味のある学問を追求することができたから」が62.7%、「その後のキャリアに活きると思うから」が55.9%、「大学院生活を楽しんでいたから」が52.5%となっている。
同じく、子どもが大学院に進学して「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、その他の理由を自由に答えてもらったところ、「自分の考えで将来をみてしっかり歩き出したように思えた」「研究を通じて人脈を広げることができた」などの回答が寄せられた。
大学院までの学びを、子どもに社会でどう発揮してほしいと思うかを、自由に答えてもらった質問では、「専門的な知識を生かすというよりも、長く学んだことを活かし広い視野で物事を見てほしい」「専門知識だけでなく、学会発表経験や後輩の指導など、コミュニケーションスキルを役立ててほしい」などの回答が寄せられている。
大学院を修了して新たな一歩を踏み出す子どもに、期待することを自由に答えてもらったところ、「何時でも学習と研究をする事で、社会に貢献しながら楽しい人生を歩んでほしい」「多様な価値観を受容しつつ、物事の価値を見分けられるよう、普段から意識して情報に接してほしい」といった回答が寄せられた。
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