TDKは、学生と落合陽一氏によるワークショップイベント「Project Meeting Tokyo」を、12月10日にGOOD MORNING CAFÉ 千駄ヶ谷で開催した。
「Project Meeting Tokyo」は、未来をひきよせるプロジェクト「TDK Attracting Tomorrow Project」のひとつである、TDKと落合氏の最新プロジェクト「Silver Floats」の一環として実施されている。
「Silver Floats」は、アンディ・ウォーホルの制作したアルミ風船にヘリウムを入れて浮かべたインスタレーション作品「Silver Clouds」から着想を得たもので、今回のワークショップでは今後の浮揚実験の参考となる、学生からの自由な発想をもとにした人類が見たことのないカタチを、実際のものづくりを通じてディスカッションした。
参加したのは、抽選で選ばれた約20名の学生で、それぞれにモデリングソフトがインストールされたパソコンが1台ずつ、また10台の3Dプリンタも用意。学生には、落合氏から「日常と非日常の間にある未知なる物をカタチにする」といった課題が提示され、「足の付いたドローン」「自分の好みの血抜き加減にできる包丁」など、ユニークなアイデアを3Dモデリングソフトで作成、3Dプリンタでカタチにしていった。
最後の講評では、落合氏から「みなさんから出てきたアイデアを参考にしながら、これまでわれわれが重力下でつくってきた工業製品が持っているものとはぜんぜん違うベクトルのものがつくれるといいなあと思っています」と、今後のプロジェクトの抱負も語られている。
【関連リンク】
・TDK
・「TDK Attracting Tomorrow Project」
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