マイナビは、2022年卒業予定の全国の大学生、大学院生のうち、内々定を保有している学生を対象に実施した「マイナビ 2022年卒 内定者意識調査」の結果を、8月5日に発表した。同調査は、6月16日~7月5日の期間に行われ、4148名(文系男子:665名、文系女子:1621名、理系男子:922名、理系女子:940名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、内々定を保有している学生の入社予定先について「すでに決めて就職活動を終了した」と回答した学生は、前年より8.7ポイント増の69.5%に達した。
内々定保有社数は平均2.0社で、前年の1.87社を上回り、新型コロナ禍以前の2020年卒(2.13社)の水準に回復しつつある。
入社予定先を決めた後に、不安になったことがあるかを尋ねたところ、60.8%が「不安になったことがある」と答えている。
不安になった理由としては、「社会人としてやっていけるかどうか」(21.8%)がもっとも多く、以下「この会社できちんと務まるかどうか」(17.5%)、「自分がこの仕事に向いているかどうか」(17.0%)が続いた。
内々定者のフォローについて、対面とWebのどちらを望むかを尋ねた質問では、特に対面が望まれているのは「社内見学・工場見学・施設見学」(83.2%)で、「内々定式」(75.0%)、「研修」(73.0%)がそれに続いている。
内々定を得た企業の人事担当者、あるいは人事以外の人から伝えられた「入社を決意させた」ひと言について、自由に答えてもらったところ、「あなたと一緒に働きたい」「あなたと会えることを楽しみにしています」といった回答が多く、学業や課外活動など学生生活で力を入れていたことについて、企業担当者からの好意的なコメントをもらい、入社を決意したという回答もみられた。
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