カシオ計算機は7月14日、現在ベータ版を公開しているオンライン学習ツール「ClassPad.net」において、学校などでの団体利用者を対象とした「授業支援機能」を追加した。
「ClassPad.net」は、カシオ計算機が関数電卓の開発で培ったノウハウを活かし、海外向けに2018年から提供してきた数学や統計のオンライン学習ツールで、2020年6月から国内でも提供されている。現在は、電子辞書端末「EX-word(エクスワード)」の開発ノウハウを詰め込んだ電子辞書機能と、デジタルノート機能を拡充し、高校6教科対応の総合学習プラットフォームとして、リニューアルが進められている。
正式なサービス提供開始は2021年9月からを予定しており、現在ベータ版として試用できる。サービスの公式ページから申し込むことができる。ベータ版では、デジタルノート機能、授業支援機能、辞書コンテンツの一部を試せる。
今回追加された「授業支援機能」では、管理者アカウントで「クラス」と「授業」を作成し、先生アカウントで「授業」の実施と細かな設定を行えるようになった。
また、7月14日以降に作成した新規アカウントにおいて、基本的な使い方を学べる2つのノートブックを自主学習画面から参照できるようにもなっている。
ClassPad.netは、Webブラウザ上で動作するWebアプリのため、推奨ブラウザが動作する環境であれば、PC(Windows、Mac、Chromebook)、タブレット(iPad、Android)やスマホ(iOS、Android)など、さまざまな端末で利用することができる。
なお、7月中旬から8月初旬にかけて、カシオ計算機が協賛する「高校ICT活用セミナー」がオンラインで実施されている(主催は学習情報研究センター、後援が文部科学省)。地域ごとに日程を変えて、放送大学 中川一史教授の基調講演に加え、各エリアごとの事例などが紹介される。事前登録制で参加無料、イベントページから申し込むことができる。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア