一般社団法人コード・フォー・ジャパン(Code for Japan)は、2020年度に学生を100名募集し、学生向け開発コンテスト「Civictech Challenge Cup U-22」(以下、CCC U-22)を開催。今年度も継続開催することを決定した。
CCC U-22は、エントリーした学生がチームを組成し、自分たちの身近にある地域課題や解決したい社会課題を解決するアイディアを考え、実際にその解決に向けたサービスのプロトタイプを開発する実践的な開発コンテスト。優秀な成果を収めた学生の開発チームは、ファイナリストとして最終審査会でプレゼンテーションを実施し、国内外の大手IT企業の会社名やサービス名を冠した賞やCCCから大賞が授与される。
単なる開発コンテストではなく、学生が開発実績を積み、若年層の就職機会の減少という社会課題の解決を目指すのがCCC U-22の特徴。
昨年度はCivichatが大賞を受賞し、法人化。そのほかの受賞チームからも「その後、企業のインターンに応募し、自分の就職に向けた準備や職業選択の参考になった」等の前向きな感想が出てきたため、2021年度は募集人数を200人に引き上げて規模を拡大し、継続開催に至った。
今年度のCCC U-22の特徴は、 (1)複数の社会課題を共有・検討するための勉強会を展開、(2) 地方在住学生への積極的な声掛け、(3)コンテスト後の開発継続にも機会を提供、の3点。
取り組みを継続したいと考えるチームに対しては、今年度からCode for Japanが実施する日本初のシビックテック特化型アクセラレータープログラム「Civictech Accelerator Program(CAP)」へのエントリーも案内することで、より社会実装に向けた伴走を長期的に行うことが可能な環境を整えている。
スケジュールは下図の通り。エントリー募集期間は5月中旬〜7月31日を予定している。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア