共立女子学園は、図書館/ラーニング・コモンズの利用促進を目的として、エム・ソフトのスマートフォン用アプリ「リブコモ!」を利用したシステムの導入を、4月3日より開始した。
今回のシステム導入は、共立女子大学が教育・研究のための新たな拠点として新設した、図書館とラーニング・コモンズを中心とした「KWU Library Commons」を、より多くの学生に利用してもらうことを目的としている。
「リブコモ!」は、共立女子大学とエム・ソフトが共同開発したスマートフォン向けの専用ソフトで、図書館/ラーニング・コモンズ内に設置したビーコン(Bluetoothを使った電波を発信する装置)と連携して、施設の混雑状況やPCロッカーの使用状況などを把握できる。また、ビーコンの電波範囲内にいる学生には、それぞれ位置に応じた気づきを与える情報を発信する。
さらに、既存の学内アカウント「KyoritsuID」との連携によって、シングルサインオンでWeb上に散在している学内システムをワンボタンで利用可能にするほか、施設の利用回数に応じてポイントを付与するなどゲーミフィケーション要素を追加し、継続的な利用を促進していく。
このほか、アプリやビーコンエリア内での記録をログとして保存、学生の行動傾向を分析して運用改善のヒントとするとともに、教育用ライセンスでの学生と関係者のみへのアプリの限定配布も行っている。
導入前の実証実験では、アプリを利用した学生の90%以上が「今後も使用したい」と答えるなど、学生より興味と期待を得ており、今後はアプリへの学内PCの利用状況把握機能の追加や、ビーコン増設によるエリア拡大などを通して、図書館/ラーニング・コモンズの利用活性化を図るとともに、学内システムのポータルとしての充実を目指す。
なお、今回のシステム導入にともない、4月3日~4月28日の期間にセルフツアー「図書館クエスト」を開催している。ツアーは、図書館の主要なポイントを巡る「ショート・コース」(20分程度)と、図書館マスコット「KWU姫」を助け出すゲーム仕立ての「ロング・コース」(40分程度)を用意しており、クリアすると「リブコモ!」のポイントがもらえる。
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