ジンジブは、15~19歳の高校生を対象に実施した、就職活動に関するアンケート調査の結果を、1月26日に発表した。
同調査は、12月18日~30日の期間に行われ、1100名(うち、卒業後の就職希望者が148名、就職か進学か迷っている人が29名)から有効回答を得ている。
調査対象者に、高校卒業後に就職しようと思っている理由を尋ねたところ、「自立したい」(43.5%)がもっとも多く、「進学したくない」(36.7%)、「家庭の経済的理由」(33.3%)、「目標がある」(20.9%)、「兄弟、両親など誰も進学していない」(6.8%)がそれに続いた。
求人票だけで就職先の会社情報は十分に収集できるかを尋ねた質問では、「十分に収集できている」(6.2%)、「まあまあ収集できている」(22%)を合わせた回答が28.2%に留まった。2020年9月に行われた前回調査と比較して、求人票での情報収集への不十分さを感じる割合が増加している。
就職先の会社の情報収集で、求人票以外に見ているものとしては、「会社のホームページ」(49.2%)が最多で、以下「求人サイト」(34.5%)、「会社の採用ページ」(33.3%)、「会社のパンフレット」(24.3%)が続いた。
就職先の希望職種を、上位3つまで選んでもらったところ、「接客・サービス」がもっとも多く、「オフィスワーク」「飲食・食品」「販売」「専門職」「工場・製造」がそれに続いている。
新型コロナウイルス感染症の、就職活動への影響を尋ねたところ、「特にない」(59.9%)が最多となった。そのほか、「最初に希望していた職種から変更をした」(8.5%)、「職場見学や会社説明会がオンラインになった」(7.9%)、「面接がオンラインになった」(7.9%)、「地元で求人を見つけられず県外の求人も検討した」(7.3%)、「進学から就職へ進路変更をした」(5.1%)という結果になった。
就職活動への不安としては、「自分のやりたいことが見つからなくて不安」(42.4%)、「何をすべきかわからなくて不安」(40.1%)、「内定をもらえるか不安」(40.1%)が上位となっている。
働くことへの不安としては、「自分に合うか不安」(55.9%)がもっとも多い。以下「入社後の人間関係が不安」(51.9%)、「業務がちゃんとできるか不安」(48.7%)、「ブラックじゃないか不安」(47.2%)、「続けられるか不安」(40.4%)が続いた。
就職活動において、誰の意見や考えをもっとも参考にするかを尋ねた質問では、「親」(42.6%)が最多で、「特にいない・わからない」(23.8%)がそれに続いている。
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