みんなのコードは、中学校向けプログラミング教材「プログル技術」の提供を、7月8日に開始した。全国の中学校・教育機関は、プログル公式サイトより無償で利用できる。
「プログル技術」は2021年度から実施される中学校「技術」の新学習指導要領に向けたプログラミング教材。教員が従来の授業の中にも無理なく取り入れ、指導できるように設計されている。
中学生にもおなじみの「チャットアプリ」を、視覚的にも直感的にもわかりやすい「ビジュアルプログラミング」を用いながら作成し、裏側の仕組みまでを理解することを目指す。
教材は、5つのレッスンから構成されており、各レッスンがそれぞれ1コマの授業でも扱いやすい分量にまとまっている。一つひとつの学習課題や、最終的な学習のゴールも明確で、生徒が自力で取り組むことができる内容のため、プログラミングの指導に不安がある教員でも安心して利用できる。生徒の進捗管理や課題提出状況が把握可能な、先生用の管理画面も用意されている。
教材以外には、指導案やワークシート、教室のスクリーンやテレビ画面などに投影して使う授業スライドなどもあわせて提供される(一部のコンテンツは、後述する7月23日開催のリリースイベントで初披露となる)。
また、登録作業やパソコンへのインストールが不要で、Webブラウザと教員のメールアドレスがあればすぐに利用開始できる。
なお、7月23日には「プログル技術」の提供開始を記念してリリースイベントがオンラインで開催される。開発者による教材活用のポイントの紹介や、みんなのコードの講師によるデモ授業の実践、技術科教育の第一人者である宮城教育大学の安藤明伸教授による講演が行われる予定。
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