近畿大学経営学部とTDCソフトウェアエンジニアリングは、AIの活用によってアクティブラーニングにおける学生評価を支援し、教員の業務負担を軽減するための共同研究を開始した。
今回行われる共同研究では、AIによる自然言語解析技術を研究し、学生のコミュニケーションや学習意欲をAIで分析・評価することで、教員の負担を軽減するとともに、教育の質的転換を目指す。また、AIを用いた評価支援によって、評価の公平性を担保する。
具体的な研究としては、オープンソースの学習管理システム「Moodle(ムードル)」で学生のグループワークを管理し、チャットでのコミュニケーションなどをAIに分析させ、学生評価を支援するシステムの構築を目指す。
今後は、9月20日に開始する近畿大学経営学部経営学科・商学科の後期授業「情報倫理」においてアクティブラーニングを行い、グループワークでのチャット上のやりとりなどを収集し、それをAIで分析して学生評価を支援するシステム構築に有効かどうかを検証する。最終的には、2019年の実用化を目指している。
【関連リンク】
・近畿大学経営学部
・TDCソフトウェアエンジニアリング
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