NTT西日本グループは、自治体・学校・家庭が連携した地域ぐるみの児童みまもり情報配信ソリューションの提供を、4月に開始する。
同ソリューションでは、児童が携行するみまもり端末による位置情報および特定ポイント・エリアでの検知情報と、自治体・学校からの情報配信を、保護者がLINEおよびメールを通じて取得できる。また、自治体、学校などと連携し、地域の危険箇所情報やハザードマップなどを児童の位置と重ねて表示するとともに、不審者情報、災害情報などの防犯・防災に関わる情報配信を同一システム上で提供する。
屋外の位置情報はGPSで取得し、学校や通学バスといったGPSが届きにくい屋内の出入情報はBLEビーコンによって取得することで、高い精度の位置情報取得を実現している。
有事の際の自治体・学校による児童の最新位置情報の確認や、一定期間の位置情報ログデータの確認などが可能なので、緊急時の対応、児童がよく利用する道や危険箇所への立ち寄りを把握することで、地域の安全対策などに活用できる。
また、LINEを利用するため、すでにLINEを利用していれば別途専用アプリをダウンロードする必要がなく、直感的な操作かつタイムリーな情報提供を可能にしている。
同ソリューションの提供にあたっては、西日本電信電話(NTT西日本)がIoTやAIに関わる最新技術・ノウハウの提供による同ソリューションの企画と同ソリューションの販売取次、NTTスマートコネクトが同ソリューションの提供を担当する。
なお、同ソリューションは、2018年(平成30年)12月~2019年3月末までに実施された、児童みまもり情報配信のトライアルにおいて、参加した自治体、学校、保護者から有用性について高い評価を得たことから提供が開始されている。
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