宇都宮大学、エヌビディア、FaBoは、エヌビディアの組込みボード「NVIDIA Jetson Nano」を用いた世界初の組込みシステム向けAI学習教材の開発、およびこれらを利用した授業を実験的に行うことで合意したことを、5月28日に発表した。
今回の組込みシステム向けAI学習教材の開発と、これらを利用した授業の実施は、より実践的かつ汎用的な教材作成と授業における効果測定を可能にするもので、具体的なターゲットとしてはAIロボットカーを利用した自動運転技術の習得を目指す。
エヌビディアが「NVIDIA Jetson Nano」の技術情報を提供し、FaBoがAIロボットカーの設計開発とサンプルコードの提供およびキット化を行い、宇都宮大学が組込みシステムの授業ノウハウを提供する。また、ここで得られた知見は広く公開され、多くの大学、高専、高校などで利用できる。
2019年度前期授業の前半でAIの基礎知識を学び、6月13日からはAIロボットカー構築の授業を開始、5週間でAIロボットカーの自動走行を可能にする予定となっている。
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