イッツ・コミュニケーションズは、技術力の低い人たちが自作のロボットを持ち寄ってロボットバトルを行うイベント「技術力の低い人限定ロボコン 通称 ヘボコン」を、7月21日に東京カルチャーカルチャー(東京都渋谷区)で開催する。
「ヘボコン」は、出場条件である“ヘボいロボット”がそのままイベント名になった、技術力の低い人のためのロボット相撲大会。まともに動かない、できの悪いロボットばかりが集まり、おぼつかない足取りでトーナメントを戦い、優勝者のほか、大会を通してもっともヘボかったロボットに贈呈される「技術力が低かった人賞」が、参加者投票によって決定される。
同イベントは、2014年(平成26年)に「デイリーポータルZ」の編集者であるヘボコンマスター・石川大樹氏が企画し、第1回目を同年7月19日に東京で開催した。今やアメリカ、メキシコ、イギリス、中国、モロッコなど、世界25か国以上で開催され、2016年(平成28年)には初のワールドチャンピオンシップも行われている。
競技は、100cm×50cmくらいのベニヤ板の土俵で、両側から(両端でなくてもよい)ロボットが同時にスタートし、ロボットが土俵から先に出たり、転倒したりしたら負けとなる。
ロボット同士が接触しないうちに、どちらかが土俵から出た場合は試合が成立していないとみなし、やりなおしとなる。ただし、やりなおしは1試合あたり2回まで。
1試合の制限時間は1分で、時間内に勝負がつかなかった場合は、移動距離が短い方が負け。また、ルール内での判定が難しい場合は、最終的に観客が勝敗を決定する。
なお、遠隔操縦や自動操縦、その他審査員が高度であると認めた機能を製作者が自力で実装し、作動させると、技術力が高すぎるためペナルティが科せられる。
7月21日18時の開演(17時30分開場)で、参加定員は32チーム。観戦チケットは、前売りが2500円、当日が3000円(別途、ワンドリンクの注文が必要)。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア