ベネッセコーポレーションは、同社のデジタル・IT部門で働く社員採用を強化している。
同社のデジタル・IT部門における採用強化の背景には、子ども向け通信教育や学校向け事業などのデジタル化が進んでいることや、以前はベンダーにアウトソースしていた社内システム基盤の開発を内製に切り替え、経営や顧客の要望に迅速かつ柔軟に応えられる体制を構築しつつある状況がある。
同社は平成29年から、デジタル人材の採用強化のために、入社後の育成プラン強化や、働きやすいオフィス環境整備に取り組んでおり、今後も引き続きデジタル、ITで新たな商品・サービス開発ができる人材の採用を強化していく。
デジタル・IT人材の採用強化に向けた具体的な取り組みの1つは、ベネッセの事業を駆動するには、ベネッセの事業を経験する必要がある、という認識のもと設計された、エンジニアが事業経験をする独自の社内キャリアパスで、平成30年度から実際に社内で運用が始まっている。
もう1つはオフィスの環境整備で、8月にIT部門の社員やエンジニアの生産性向上を目的に、東京本部内新オフィスをリニューアルした。アジャイル開発専用のプロジェクトルームを新設し、チームが一丸となってものづくりに集中可能な、現場を重視した働きやすい環境づくりを進めている。また、フロア内にホワイトボードを設けることで、会議室を予約することなく即座に活発な意見を取り交わす風景が増え、face to faceのコミュニケーション頻度が高まった。
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