サマデイは、同社が開発するSNS型eポートフォリオ「Feelnote(フィールノート)」へのブロックチェーン技術の導入実証を、ソニー・グローバルエデュケーションとの連携によって2019年2月に開始する。
今回実施するブロックチェーン技術の導入実証では、「Feelnote」を利用する学校の、特定の学校の生徒を対象に、以下のような内容を実施していく。
- 「Feelnote」にユーザーがライフログ(活動記録)を投稿すると、投稿ごとに一意のハッシュ値を、「Feelnote」からソニー・グローバルエデュケーションが運営するブロックチェーンに書き込む
- ブロックチェーンに登録されると、その時点で、その本人が確かに投稿した情報であることが保証される
- 「Feelnote」のユーザーは、「Feelnote」の機能によって、これらの保証付ライフログの中から任意の記録を用いて、自身の活動のストーリーをまとめたポートフォリオを作成できる
- 作成されたポートフォリオを見る教員や大学・企業などの評価者は、ブロックチェーンにより、その真正性を確認することが可能になる
これらの導入実証によって、評価者は学習者の活動記録の追跡調査や事実確認を行う必要がなく、即座に真正性を確かめられるようになるとともに、個人が一定の信用性を担保された環境下で、自身のパーソナルデータを管理できるようになり、「データポータビリティ」が実現する。
今後は、「Feelnote」で作成されたポートフォリオの真正性を保証するデジタル証明書の発行、デジタル証明書自体のブロックチェーンへの登録などを進め、学習者が自由に学び、活動する記録を自身で証明可能にする環境の実現を目指す。
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