SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

次回のオンラインセミナーは鋭意企画中です。準備が整い次第、お知らせいたします。

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナー

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

「micro:bit」ではじめる、ワクワク電子工作とプログラミング

「micro:bit」で鳥の声と風鈴の音を作ってみよう!

「micro:bit」ではじめる、ワクワク電子工作とプログラミング 第4回

 「micro:bit」は、イギリスの国営放送 BBCが2016年に11歳~12歳の子供たちに無償配布した、教育用のコンピューターボードです。本連載ではこのmicro:bitを使い、初心者の方でも楽しめる電子工作とプログラミングを解説していきます。前回の記事「micro:bitで音を鳴らそう」では、ドレミ……の音階を出すブロックで曲を作りました。この回では、曲で使うような音階だけでは表現できない、鳥の声などの音の波の信号を作る方法について説明します。

はじめに

 音とは空気中の衝撃が空気の波となり、耳に伝わる現象です。本記事では「音の波」と呼びます。また、micro:bitが作る音の波は自然界の波とは違い、四角い形です。これらの説明については前回の記事をご覧ください。

圧電サウンダについて

 今回の実験は、圧電サウンダを使うことをお勧めします。スピーカーでは音が小さく聞こえるようです。工作を組み合わせると、かわいい作品も作れます。

圧電サウンダ工作例
圧電サウンダ工作例

ドレミの音階以外の音を出すブロック

MakeCodeについて

 micro:bitのプログラミング環境「MakeCode」がアップデートされ、見た目も変わりました! 前回までのプログラムもちゃんと動きますのでご安心ください。

 「高度なブロック」の「入出力端子」の「アナログ出力 パルス周期を設定する 端子P0 周期(マイクロ秒)20000」というMakecode中で一番長いのでは? と思ってしまうブロックを使うと、音階で決められている高さ以外の音(例えば「ド」と「ド♯」の間の音など)を出すことができます。名前が長いので、以降は「アナログ出力 パルス周期を設定する」ブロックと呼ぶことにします。

 このブロックで音を出す場合は、必ず「アナログで出力する 端子P0 値 1023」ブロックで1023のところを「512」と設定する必要があります。このブロックについては、「風鈴の音を作る」で詳しく説明しますが、ひとつの音の波の高いところと低いところの割合を設定していて、512を設定すると、高いところと低いところがちょうど同じ長さになります。このブロックを設定することで音の大きさが変わります。

 他にも同じカテゴリ内で「音を鳴らす(Hz)0 長さ(ミリ秒)0」というブロックがあり、同じように音階で決められている音以外の高さの音を出すことができますが、今回は「アナログ出力 パルス周期を設定する 端子P0 周期(マイクロ秒)20000」ブロックを使います。

今回主に使うブロック
今回主に使うブロック

次のページ
【音の波の単位】周期と周波数

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

「micro:bit」ではじめる、ワクワク電子工作とプログラミング連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

石井 モルナ(イシイ モルナ)

 国内半導体メーカーを出産で退職、復帰後いくつかの職を経て、現在はフリーの講師、ライター。電子工作をかわいく作るのが趣味です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


この記事をシェア

EdTechZine(エドテックジン)
https://edtechzine.jp/article/detail/1544 2019/02/12 07:00

おすすめ

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング

イベント

EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

記事アクセスランキング

記事アクセスランキング