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ベネッセ教育総合研究所、日本・中国・インドネシア・フィンランドにおける働く母親・父親のワーク・ライフ・バランスの実態を報告

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2018/08/01 19:51

 ベネッセ教育総合研究所は、2017年(平成29年)に日本・中国・インドネシア・フィンランドの都市圏で、幼児期の子どもを持つ母親を対象に実施した「幼児期の家庭教育国際調査」の分析第2弾として、働く母親・父親のワーク・ライフ・バランスの実態について、8月1日に報告を行った。

 同調査によれば、働く母親の帰宅時間は、日本・中国では「18時台」、インドネシア・フィンランドは「16時台」がピークで、中国の母親の帰宅時間がもっとも遅い。

働く母親の帰宅時間
働く母親の帰宅時間

 一方、父親の帰宅時間は、日本が「19時台」から「22~0時台」に分散しており、中国は「18時台」、インドネシアは「19時台」、フィンランドは「16時台」がピークだった。

父親の帰宅時間
父親の帰宅時間

 父親が平日に子どもと一緒に過ごす時間は、日本の父親がもっとも短く、6割が「2時間未満」となっている。さらに、帰宅時間が21時台以降の日本の父親の6割は、子どもと過ごす時間が「1時間未満」だった。なお、休日は、日本の父親の5割以上が「10時間以上(睡眠時間を除く)」子どもと過ごしている。

父親が平日(仕事のある日)に子どもと一緒に過ごす時間
父親が平日(仕事のある日)に子どもと一緒に過ごす時間
日本の父親の帰宅時間帯と子どもと一緒に過ごす時間
日本の父親の帰宅時間帯と子どもと一緒に過ごす時間
父親が休日に子どもと一緒に過ごす時間が10時間以上の割合
父親が休日に子どもと一緒に過ごす時間が10時間以上の割合

 日本の父親が育児の中で週3日以上行うのは、「外遊び」(16.1%)、「室内遊び」(33.7%)、「寝かしつけ」(31.2%)で、子どもと遊ぶ頻度は4か国中で最低だった。

父親の育児頻度
父親の育児頻度

 子どもの平日の就寝時間では、日本は「21時頃」、中国は「21時半頃」、インドネシアは「20時頃」、フィンランドが「20時半頃」がピークとなっている。

子どもの就寝時間(平日)
子どもの就寝時間(平日)

 日本の父親が家事の中で週3日以上行うのは、「食事のしたく」(25.2%)、「食事の後片付け」(41.6%)、「ごみ出し」(39.4%)、「洗濯」(27.6%)で、家事への取り組み頻度はフィンランドに次ぐ。

父親の家事頻度
父親の家事頻度

 なお、育児については20時台に帰宅する父親と、21時台以降に帰宅する父親とでは取り組み頻度の差が大きいが、家事は育児と比較して帰宅時間による取り組み頻度の差が少ない。

日本の父親の帰宅時間別 家事・育児頻度「週3日以上」の合計
日本の父親の帰宅時間別 家事・育児頻度「週3日以上」の合計

 日本における祖父母の家事・育児への協力は、「子どもを預かってもらうこと」(49.9%)、「園などへの送迎」(30.2%)、「家事」(26.8%/「よくある」と「ときどきある」の合計)となっている。また、祖父母との同居は中国が特に高く、祖母との同居比率は5割を超える。

祖父母の家事・育児への協力頻度
祖父母の家事・育児への協力頻度
母親が同居している人・祖父母との同居比率
母親が同居している人・祖父母との同居比率

 日本における働く母親のワーク・ライフ・バランス満足度は44.3%で、4か国の中ではもっとも低い。そして、父親の家事頻度が高いほど、母親のワーク・ライフ・バランス満足度が高いという結果となっている。

ワーク・ライフ・バランス満足度
ワーク・ライフ・バランス満足度
日本の父親の家事頻度と母親の仕事と家庭生活のバランス満足度
日本の父親の家事頻度と母親の仕事と家庭生活のバランス満足度

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