北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」(埼玉県飯能市、運営:メッツァ)は、聖心女子大学との産学連携により、自然観察キット「Metsä NATURE MAP(メッツァ ネイチャーマップ)」を開発したことを、2月25日に発表した。
「Metsä NATURE MAP」は、環境や生物多様性を考慮したメッツァのオリジナルブランド「エシカル・チョイス」の第11弾。英単語に関するクイズや、五感を使って考える問いかけ・豆知識を取り入れ、楽しく英語に触れながら生きものや自然と親しみ、学びや気づきが得られるような内容となっている。
同キットは、英語監修を担当した聖心女子大学の学長である安達まみ氏、聖心女子大学の現代教養学部 英語文化コミュニケーション学科 専任講師である高橋実紗子氏による指導のもと、聖心女子大学の現代教養学部 英語文化コミュニケーション学科における「翻訳を通した企業協力」カリキュラム内で作成された。
学生インターンとして、自然観察イベントで自然と英語に関する豆知識を披露する取り組みや、複数回の現地でのフィールドワーク、集中講義期間を経て完成した、メッツァとの産学連携プロジェクトであり、英語のプロフェッショナルと大学生の若い柔軟な発想力を活かしたキャッチコピーやチェックポイント・クイズ要素などを取り入れ、マップのデザインを北欧の絵本の世界をイメージした温かみのあるイラストで仕上げている。
そのほか、コース内容は学習指導要領をベースに、理科、生活、総合的な学習の時間、英語などの科目から学びの要素を反映している。子どもたちに自然と生きものを身近に感じてもらうことで、環境を守る大切さや必要性に気づき、自分は何ができるかを考えるきっかけを提供するほか、五感を使って身近な自然や生きものに関する英語の知識を身に付けること、正解のない問いを通じて感じたことを言葉にする力、考える力、異なる意見を尊重する力を養うことも目的とする。
コースは全部で2つあり、フィンランド語で「森」を意味する「Metsä(メッツァ)コース」は、自然を気軽に感じられる内容で、所要時間は45分~60分。

フィンランド語で「湖」を意味する「Järvi(ヤルヴィ)コース」は、湖畔を歩きながら森の奥深くや野原まで進み、所要時間は90分~120分となる。

どちらのコースも、教員の補助となる解説の手引きが付属しており、季節に関係なく通年での利用が可能。4月から学校・教育団体向けに販売され、税込の販売価格は500円、15名以上からの事前予約制となる。利用にあたって求められる英語レベルは、小学校低学年〜高学年を目安としている。
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