武蔵野大学、通信教育部のメタバースキャンパスに生成AIを搭載したボイスボット「おしゃべりAI」を導入

　武蔵野大学は、2024年5月に開設したメタバース空間上の新キャンパス「縁（えん）バースキャンパス」内の通信教育部棟・1階ロビーに、生成AIを搭載したボイスボット「おしゃべりAI」を導入し、トライアル運用を開始したことを2月25日に発表した。

　同学では、対面での交流が少ない通信教育部の学生が抱える「孤独感」を解消して、学修をより円滑に進められる環境づくりに取り組んでいる。

　「おしゃべりAI」の設置は、学修の息抜きとして24時間365日対応可能なおしゃべり相手を提供するとともに、通信教育部の学生が安心して学びを継続できる環境を整えることが目的となる。トライアル運用を通じて、学生の多様なニーズに応える新しいサービスの可能性も探っていく。

　実際に「おしゃべりAI」を利用した学生からは、「モチベーションが下がった時にはげまされて、とてもうれしかった」「音声認識が不十分だったが、改善されればもっと便利になる」「大学の勉強の難しさを共有でき、安心感を得られた」といった感想が寄せられた。

　今後は、これらの声をもとに生成AIの精度向上や利便性の強化を図って、より多くの学生が使えるツールを目指す。