ソリトンシステムズは、GIGAスクール構想第2期に向けた新製品「NetAttest GIGAスクールモデル」の提供を、3月10日に開始する。
「NetAttest GIGAスクールモデル」は、認証アプライアンス「NetAttest EPS(ネットアテスト イーピーエス)」、およびDHCPアプライアンス「NetAttest D3(ネットアテスト ディースリー)」をベースとしてそれぞれに専用価格を設定し、さらに運用機能を強化した特別モデルとなっている。
「NetAttest EPS」と「NetAttest D3」のGIGAスクールモデルは、GIGAスクール構想第2期における、より安全かつ安定したネットワークの整備に向けた取り組みを支援すべく提供が開始される。「NetAttest」シリーズは、GIGAスクール構想第1期において全国400団体以上に採用され、その導入効果と信頼性が高く評価された。今回の「NetAttest EPS」GIGAスクールモデルでは、従来の強みはそのままに処理性能と信頼性をさらに向上したハードウェアを採用している。
また、「リモート管理サービス」にも対応しており、数多くの学校に分散設置された「NetAttest」シリーズを効率的に管理でき、運用負担の軽減にもつながる。「リモート管理サービス」は、「NetAttest EPS」と「NetAttest D3」のGIGAスクールモデルをアプライアンス登録することで、管理者からアプライアンスに直接通信できない状況でも、同サービス経由で管理画面表示が可能となる。
「NetAttest EPS」は、無線アクセスポイントといったネットワーク機器と連携して、学習ネットワークのセキュリティを強化するアプライアンス製品であり、デジタル証明書による認証を行うことによって、不適切な端末のネットワーク侵入を確実に防げる。あわせて、認証に必要なデジタル証明書の発行からChromebookを含む端末への効率的な配布までをオールインワンで提供し、高い安全性と運用の簡素化を同時に実現する。
GIGAスクール構想第1期では、偽装や改ざんが容易で情報の収集や管理に手間がかかるMACアドレス認証が採用されるケースが多くみられたが、「NetAttest EPS」が提供するデジタル証明書による認証環境ならば、セキュリティリスクと運用負担を解消し、より安全かつ効率的なネットワーク運用が可能になる。
「NetAttest D3」は、児童生徒が使用する端末のネットワーク接続設定を配布するためのアプライアンス製品であり、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サービスを高速かつ安定的に提供し、端末に必要な設定情報を自動的に割り当てられる。
GIGAスクール構想第1期で一般的に用いられていた、ネットワーク機器に付属する簡易的なDHCPサービスは、冗長化が難しかったり、性能不足により設定配布が遅れたり、高負荷環境下でネットワーク品質が大きく低下したりといった課題があったが、「NetAttest D3」ではDHCPサービスに特化した専用設計なので、高い処理性能と柔軟な冗長構成を実現する。さらに、豊富な運用サポート機能によって前述の課題を解決し、学校現場における安定したネットワーク運用に役立つ。
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