ワコムは、同社の液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq Pro 22」40台が日本デザイナー学院に新設された実習教室「デジタルクリエイションスタジオ」に導入されたことを、11月26日に発表した。
日本デザイナー学院は、これまで60年にわたって数多くのクリエイターを輩出してきた。同学院はグラフィックデザイン、ビジュアルデザイン、イラストレーション、インテリアデザイン、マンガなど8つの学科を備え、業界で活躍するプロクリエイターによる個別指導と実践教育を提供している。
プロ仕様の写真および動画撮影スタジオや、デジタルイラストレーションやマンガの制作に必要な機材がそろう実習教室「デジタルクリエイションスタジオ」には、10台の円形テーブルにそれぞれ4台ずつ、上位機種の「Wacom Cintiq Pro 22」が配置されている。さらに、左手デバイスやサブディスプレイなども配備され、イラストやマンガのプロを目指す学生にとって最適な制作環境となっている。
「Wacom Cintiq Pro 22」は、おもにイラストレーションとマンガに関する学科の授業で使用されており、授業以外でも空いている時間は自由に機材を使用できる。学生たちも「Wacom Cintiq Pro 22」を積極的に使用しており、毎月開催されるオープンキャンパスでも「Wacom Cintiq Pro 22」が配備された「デジタルクリエイションスタジオ」は参加者の好評を得ている。
導入された「Wacom Cintiq Pro 22」について同学院の理事 兼 東京校 事務局長の長坂大輔氏は、リフレッシュレートの向上による画面表示の滑らかさ、ペンの遅延をほとんど感じない操作性などの、優れた性能を評価している。
同校では今後「Wacom Cintiq Pro 22」の活用範囲をほかの教科にも拡大し、総合アニメ・デジタルイラスト科の新設を通じてアニメーション制作分野への活用も視野に入れている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア