愛媛大学とドコモgaccoは、ドコモgaccoが提供する法人向け研修配信サービス「gacco ASP」において、7月9日に「特別支援学校教諭免許法認定通信教育」を開講した。
今年度の「特別支援学校教諭免許法認定通信教育」では、開講講座を12講座に増やし、特別支援学校教諭一種・二種免許状の取得と免許状の領域追加(知的障害、肢体不自由、病弱、視覚障害、聴覚障害)に対応可能な体制を整えている。
同認定通信教育の受講によって、二種免許状の取得を目指すだけでなく、現在二種免許状を持っている人が一種免許状の取得を目指せるほか、視覚障害と聴覚障害の領域追加の申請も可能になった。
通信教育には、平成29年度に引き続き「gacco」を使用し、配信動画を視聴することで時間や場所を選ばず学習できるほか、確認テスト・レポート機能や、受講者同士での議論・質疑を行うディスカッション機能を活用して、専門的な知識や技能をより深く学べる。
実施期間は、第1期が7月9日~10月21日、第2期が9月25日~12月27日。
受講対象は以下の通り。
- 特別支援学校教員のうち基礎免許状で授業を行っている人、または特別支援学校教諭二種免許状を持っており一種免許状の取得を希望する人
- 幼稚園、小学校、中学校、高等学校および中等教育学校の現職教員で、特別支援学校教諭二種免許状取得を希望する人
- 特別支援学校教諭の免許状を持っている人のうち、領域追加を希望する人
第1期の講座は、
- 肢体不自由者教育総論(第2欄)
- 病弱者教育総論(第2欄)
- 視覚障害者の心理・生理・病理特性と支援(第2欄)
- 聴覚障害者の心理・生理・病理(第2欄)
- 見えの困難への対応(第3欄)
- 重度重複障害児の健康教育(第3欄)
第2期の講座は、
- 特別支援教育概論(第1欄)
- 知的障害者教育総論(第2欄)
- 聴覚障害者の教育課程と指導法(第2欄)
- 視覚障害者の教育課程と指導法(第2欄)
- 障害支援機器を用いた合理的配慮概論(第3欄)
- 重複障害児教育総論(第3欄)
定員は、12講座合計で600名。なお、講座の単位修得には最終試験を受験する必要がある。
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