サーティファイは、2024年卒〜2026年卒業予定のオンライン就職活動経験者を対象に実施した、オンラインによる就職活動についての実態調査の結果を、11月19日に発表した。同調査は、10月16日〜18日の期間に行われ、591名(2024年卒:179名、2025年卒予定:297名、2026年卒予定:115名)から有効回答を得ている。
調査対象者に、オンライン試験で実行したカンニングをすべて挙げてもらったところ(複数回答)、調査対象者の45.5%が自宅などで受験したオンライン試験において、何らかのカンニングを実行したと答えた。カンニングの内容としては、生成AIを利用した不正行為が従来の替え玉受験を上回っている。
何らかのカンニングをしたと答えた人の割合を、卒業(予定)時期別でみると、2025年卒予定は40%に減少したものの、2025年卒予定では50%近くまで増加した。
「オンライン試験において何らかのカンニングをしたことがある」と答えた人に対して、オンライン試験でカンニングを行った企業から内定を得たことがあるかを尋ねた質問では、「内定を得たことがある」という回答が62.5%に達している。なお、調査対象者全体での割合は28.4%となった。
何らかのカンニングを行った企業から内定を得た割合を、卒業(予定)時期別でみると、2024年卒でカンニングをしたことがある人が内定を得た割合は8割超に達している。また、2024年卒の調査対象者全体においては43%となった。2026年卒予定は調査時点でのデータとなるため、今後内定出しが本格的になっていくにつれて、カンニングを行った企業から内定を得る人数は増加すると予想される。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア