武蔵野大学は、同学の「副専攻(AI活用エキスパートコース)」が、新たに文部科学省が推進する「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)」に認定されたことを、10月18日に発表した。
同認定制度は、学生の数理・データサイエンス・AIに関する大学などの教育機関が提供する正規課程の教育プログラムで、一定の要件を満たした優れた内容を持つものを文部科省が認定するもの。同学はこれまで、AI副専攻の入門科目(「データサイエンス基礎」と「人工知能基礎」)で同制度の「リテラシーレベル」の認定を受けており、修了者は累計で約1万2000名(入門科目は1年次必修(データサイエンス学科を除く)、2024年10月現在)に達している。
同学では2021年度より、AIが日常生活に浸透した時代に活躍できる人材を輩出するためにAI副専攻を開設した。副専攻とは、所属する学部学科の学び(主専攻)と並行して別の専門科目を体系的に学ぶことのできる制度。AI副専攻は18科目から構成され、理系文系に関係なく、AIを活用するための知識とスキルを学べるように設計されている。
同学のAI副専攻の特徴は、AIエンジニアを養成することではなく、AIツールやサービスを活用した企画、業務改善を行うことのできる人材の輩出にある。そのため、プログラミングやデータサイエンスのスキルに加えて、論理思考や業務課題の解決、ユーザー視点でのサービス設計に重点を置き、AI活用のプロジェクト推進ができる実践力の修得を図る。
昨年度、AI副専攻の受講生1期生が全18科目のコースを全て修了したことで、今回、コース全体が「応用基礎レベル」に認定された。なお、同学はAI・データサイエンスを専門で学ぶデータサイエンス学科でも、同制度で応用基礎レベルの認定を受けており、引き続きこれからのAI時代を担っていくための人材輩出に力を入れていく。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア