カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、13歳~22歳の子どもを持つ男女1002名を対象に実施した意識調査「読書に関するアンケート調査」の結果を、6月21日に発表した。
「読書に関するアンケート調査」は、5月25日~30日の期間に、13歳~22歳の子どもを持つT会員に対して、「Tアンケート」で実施されている。
7月第4日曜(平成30年は7月22日)の「親子の日」に、子どもへ贈りたいものを尋ねたところ(複数回答)、「レストランなどでの食事」(33.1%)がもっとも多く、以下「衣服・くつ」(27.4%)、「書籍」(16.9%)、「スポーツ用品」「レジャー施設やコンサートに行く」(どちらも13.6%)が続く。なお、子どもが13歳~15歳(中学生)の場合は、「書籍」「衣服・くつ」(どちらも30.6%)が最多となっている。
普段の生活の中で書籍を読む頻度を尋ねた質問では、「よく読む(月5冊以上)」は10.0%、「たまに読む(月1~4冊)」が28.2%、「あまり読まない(月1冊未満)」が32.3%、「全く読まない」が29.4%であった。
普段、書籍をどこで手に入れているかを尋ねたところ(複数回答)、「書店で買う」(59.8%)がもっとも多く、「ネット通販で買う」(32.1%)、「図書館で借りる」(26.6%)、「中古販売で買う」(18.2%)、「電子書籍を買う」(8.3%)が続く。
今後、子どもへ本を贈りたいかを尋ねた質問では、40.6%が「贈りたいと思う」と回答した。また、どういった本を贈りたいかを尋ねたところ、吉野源三郎氏の小説を漫画化した『君たちはどう生きるか』が最多となり、辻村深月氏の『かがみの孤城』、夏目漱石氏の『吾輩は猫である』、司馬遼太郎氏の『竜馬がゆく』が上位となっている。
さらに、『老人と海』『水滸伝』『罪と罰』『置かれた場所で咲きなさい』『大人になる前に身につけてほしいこと』『やめないよ』『どしゃぶりの時代魂の磨き方』なども挙げられた。
自身が学生時代(小学生時代を除く)に、親から本を贈られたことがあるかを尋ねたところ、「ある」は10.0%と、親から本を贈られた経験はそれほど多くないことがわかる。
親から本を贈られたことがある人に、そのときの気持ちを尋ねた質問では(複数回答)、「うれしかった」(57.0%)、「楽しめた」(41.0%)、「学べた」(37.0%)、「成長できた」(27.0%)、「役立った」(26.0%)といった回答が上位となっている。
このほか、理想の親子だと思う有名人を自由回答で訪ねた質問では、「高橋英樹さん・高橋真麻さん」親子がもっとも多く、「関根勤さん・関根麻里さん」親子、「三浦友和さん・山口百恵さん・三浦祐太朗さん・三浦貴大さん」親子、「小泉純一郎さん・小泉孝太郎さん・小泉進次郎さん」親子、「明石家さんまさん・IMARUさん」がそれに続く結果となった。
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