アドビシステムズは、小中高校および教育委員会向けの新プラン「Adobe Creative Cloud小中高校向け/教育委員会向けユーザー指定ライセンス」の受注を、6月4日に開始した。
「Adobe Creative Cloud小中高校向け/教育委員会向けユーザー指定ライセンス」を利用することで、教職員と児童生徒は、学校だけでなく自宅からも、どのデバイスからでもすべての「Adobe Creative Cloud」アプリケーションとサービスが利用できるようになる。
同社が実施した「学校現場における『創造的問題解決能力』育成に関する調査」では、これからの社会では創造的問題解決能力が求められることから、創造的問題解決能力スキルを学校で育成することの重要性が教育関係者に広く認識されている一方、学校現場では教職員がこういったスキルを育成するために必要なソフトウェアや知識習得機会が十分に得られていないこと、新たなテクノロジーを導入する際のコストが課題となっていることが明らかになった。
今回の、「Adobe Creative Cloud小中高校向け/教育委員会向けユーザー指定ライセンス」の提供は、そういった課題を解決するための取り組みの一環であり、小中高校では250本から、教育委員会では2500本から購入可能となっている。1ユーザーあたりの税別の参考価格は年額492円。
なお、角川ドワンゴ学園が運営する単位制/広域通信制のN高等学校では、「Adobe Creative Cloud小中高校向け/教育委員会向けユーザー指定ライセンス」を採用し、6月から希望する全生徒に無料ライセンスの提供を決定している。
また、中高一貫の品川女子学院では、すでに小中学校向けデバイスライセンスによって「Adobe Creative Cloud」を活用しているが、今秋からの「Adobe Creative Cloud小中高校向け/教育委員会向けユーザー指定ライセンス」の試験導入を決定した。
アドビシステムズでは、6月7日~9日に東京で、6月15日~16日に大阪で開催される教育関係者向けイベント「NEW EDUCATION EXPO 2018」に出展し、「Adobe Creative Cloud小中高校向け/教育委員会向けユーザー指定ライセンス」の詳細について紹介する。
さらに、7月23日に東京大学伊藤国際学術研究センターで開催する「Adobe Education Forum 2018」でも、創造的問題解決能力を高めるための学校ICT環境について、各界の識者を招いたフォーラムを行う予定となっている。
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