リクルートが提供する学校向け進路選択サービス「スタディサプリ for SCHOOL」は、資料請求を行った大学・専門学校のオープンキャンパスの予約ができる機能の提供を、4月1日より開始する。
「スタディサプリ for SCHOOL」は、高校生がスマートフォンやタブレットを使い、適性診断検査の結果をその場で参照し、希望や適性に合った進学先を調べて資料請求まで行うことができるサービス。加えて、進学を希望する学校の先輩学生の声なども参照可能で、進学後のイメージを膨らませながら進路を考えることができる。また、教員向けの学習管理サービス「スタディサプリfor TEACHERS」とも連携しており、生徒の適性や進路選択に関する考え・想いを教員と生徒が共有できるほか、生徒一人ひとりに合ったメンタリング・コーチングも可能となる。
2021年9月に同社が全国の高校生を対象に実施した「コロナウイルス流行による進路選択行動影響調査」によると、進路を検討するにあたり「オープンキャンパスやキャンパスの様子」といった情報が不足していることがわかった。入試改革やコロナ禍という変化・変動の中で進路検討を余儀なくされている、高校生の進路選択行動の難しさが表れる結果となった。
一方で、進路授業の中でオープンキャンパスに参加することを宿題としている学校が多いものの、オープンキャンパスを探す際の指導の方法や、生徒が実際にどこへ行ったかまでを把握できていないといった教員の悩みの声も上がっていた。
そこでこの度、オンライン開催も含めたオープンキャンパスの情報収集と予約を一貫してできる機能に加え、教員の指導のサポートツールとして動機付けの講演やワークシート、生徒の予約状況を可視化できる機能が追加された。
授業内での活用イメージとしては、まずオープンキャンパスのよさや参加する意義、一歩踏み出して行動してみることの大切さを講演などで説明し動機付けを行う。その後、生徒は実際に「スタディサプリ for SCHOOL」から参加したいオープンキャンパスの情報を検索し、予約まで実施する。そして予約したオープンキャンパスの概要や、参加して確認したいポイントをワークシートに記入し、実際にオープンキャンパスに参加するための事前準備までを授業の中で行う。これにより、生徒はオープンキャンパス参加の意義を理解した上でスムーズに情報収集ができ、教員は動機付けから生徒の参加準備までを授業の流れの中で指導できる。
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