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ベネッセホールディングス、「AI×音」の分野に強みを持つHmcommとの資本業務提携契約を締結

 ベネッセホールディングス(以下、ベネッセ)は、Hmcommと資本業務提携契約を締結したことを、2月9日に発表した。ベネッセの投資ファシリティ「Digital Innovation Fund」としては第2弾の出資となる。

ベネッセとHmcommが資本業務提携契約を締結

 Hmcommは、産業技術総合研究所発のベンチャー企業として産総研独自の音声処理技術を基盤とした要素技術の研究/開発、ソリューション/サービスの提供を行っている。音声処理プラットフォーム「The Voice」と、異音検知プラットフォーム「FAST-D」を基盤とし、「音から価値を創出し、革新的サービスを提供することにより社会に貢献する」を理念とする。データサイエンティストやエンジニアといった、AI開発にかかわる人材が多く所属している。

 現在、ベネッセグループは「事業フェイズに合わせたDX推進」と「組織のDX能力向上」の2つのテーマを設定し、グループ全体のDX推進に取り組んでいる。Hmcommの強みである音により異常を検知する異音検知システムや、AIによる自動応答・テキスト化ができる音声認識・自然言語解析処理システムのコア技術による「AI×音」の分野が、今後ベネッセの目指すDX推進に大きく貢献すると見込まれることから、今回の資本業務提携に至った。

 今後は、Hmcommの高い専門性を持つエキスパートと、ベネッセ社内でデータ分析に取り組む共同プロジェクトチームを発足させ、「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」「学校向けアセスメント」「介護」などさまざまな事業におけるデータ利活用、AI開発を推進・加速する。さらに、音声認識技術を活用したコールセンターの業務効率および対応品質の向上を図る。ほかにも、データ分析やシステム構築におけるベネッセグループのDX推進に寄与する、必要スキル獲得に向けた研修プログラムを企画・実施していく。

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https://edtechzine.jp/article/detail/7084 2022/02/15 12:30

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