スタディストは、同社が提供するビジュアルSOPマネジメントプラットフォーム「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」が、北海道・関東で飲食店108店舗を展開するとんでんにおいて、全店舗のオペレーションを標準化するためのツールとして活用されていることを、12月11日に発表した。
とんでんは、店舗ごとにオペレーションが異なることを経営課題と捉え、オペレーションを標準化すべくマニュアルの整備に着目したものの、紙のマニュアルでは修正や差し替え、全店へのリアルタイム配信が難しいことから、動画や静止画を用いた電子マニュアルの導入を検討し、「Teachme Biz」の導入に至っている。
「Teachme Biz」の導入にあたっては、店舗から問い合わせが多い内容を分析し、使用頻度の高いメニューのマニュアルを作成し、数店舗からテストを開始した。その後、状況を確認しながら利用店舗を拡大し、最終的には全店での活用が決まっている。
PDFやWordで作成した既存のマニュアルを、「Teachme Biz」に取り込んで使用することで、全メニューの電子マニュアル化を約1か月で実現した。
電子マニュアルの導入以降は、「Teachme Biz」のマニュアル検索機能やキーワード登録機能によって、「マニュアルがどこにあるのかわからない」という従業員からの問い合わせが少なくなっている。
さらに、これまでは3回程度の教育が必要だった業務引き継ぎが、教わりながらマニュアルを作成することで1回の引き継ぎで済むようになり、業務時間の短縮につながった。
今後は、オペレーションの標準化だけでなく、よりよい労働環境の整備や、HACCP対応をはじめとする企業として必要な対応への活用も視野に入れて、必要なマニュアルや確認事項を店舗へ配信し、スピーディーな対応の実現を目指す。
「Teachme Biz」は、企業の標準作業手順書の作成、管理を効率化することで、生産性を大きく向上させるクラウド型のビジュアルSOP(Standard Operating Procedures:標準作業手順書)マネジメントプラットフォーム。
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