すららネットは、同社が開発・展開するクラウド型学習システム「すらら」の放課後等デイサービスへの契約校舎数が、2月末現在で50校を突破し56校になったことを、3月1日に発表した。
放課後等デイサービスの事業所数は、平成30年8月には1万2773拠点に広がっているが、一般の放課後等デイサービスでは学習指導経験のあるスタッフが不在なため、多くの施設では学習支援に対応したくてもできない現状がある。そこで、学習指導経験がなくても対応可能なオンライン教材「すらら」を導入し、指導員を増やすことなく学習支援を行う放課後等デイサービスが増えてきた。
「すらら」を導入する多くの事業所の経営者は、子どもたちの将来の人生や就職のためには最低限の学力が必要と考えており、放課後や夏休みといった長期休暇中に行う療育メニューの1つとして、「すらら」を活用した学習支援を行っている。
放課後等デイサービスとは、平成24年に行われた児童福祉法の改正によって制度化された、学校通学中の障がい児に対して、放課後や夏休み等の長期休暇中において、生活能力向上のための訓練等を継続的に提供することで、学校教育と相まって障がい児の自立を促進するとともに、放課後等の居場所づくりを推進するサービス。
なお、近隣に「すらら」導入教室がなく、家庭学習で「すらら」を活用したいと考える保護者からの、Webサイトからの個人申し込みも増えている。
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