ベネッセコーポレーションは、高等学校の教員・生徒向けに「総合的な学習の時間」での課題発見・解決をサポートする探究学習用教材「未来を拓く探究シリーズ 探究ナビ」を、2月に発売した。
「未来を拓く探究シリーズ 探究ナビ」は、テキスト、ワーク、教師用ガイドに加えて、クリエイティブシフトと共同開発したパターン・ランゲージ「探究PLカード」で構成され、生徒が探究プロセスのPDCAサイクルを習得し、主体性や思考力・判断力を身につけることを支援する。
「探究PLカード」は、慶應義塾大学総合政策学部教授であり、クリエイティブシフトの代表でもある井庭崇氏とベネッセコーポレーションが共同開発したカード集。探究学習で実績のある生徒や教員に対して行ったインタビューを元に、探究学習に取り組むうえでの経験則・秘訣を「パターン・ランゲージ」の方法で言語化した。
探究の各プロセスで重要になるポイントを言語化し、36のパターンとしてまとめており、このパターンを用いて自身の経験の振り返りや、ワークショップでの意見交換を可能にする。
なお、「未来を拓く探究シリーズ 探究ナビ」に付属するワークには、「探究PLカード」の探究に関するコツをどれくらい実践できているか、探究のプロセスごとにチェックするアセスメントが付属しているので、どの方法が自身にとって適切か、よりよい探究学習にするにはどの点を補う必要があるかなど、メタ認知や目標設定を行う際に役立つ。
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