九州大学の特定関連会社である株式会社産学連携機構九州(以下、九大TLO)とGMOペパボの研究開発組織ペパボ研究所は7月4日、九州大学をはじめとする福岡市の学術機関と、企業(産業)の連携の取り組みについて検討を開始した。7月13日には、関連イベント「ペパボナイト in FUKUOKA growth next」も開催される。
福岡市は国家戦略特区のひとつである「グローバル創業・雇用創出特区」に指定されており、AIやIoTなどの最先端技術を活用した実証実験の支援事業を行っている。その福岡市においてインターネット基盤技術や機械学習、AI等、企業を支援する研究開発と情報発信を行ってきたペパボ研究所と、九州大学を中心とした学術機関と企業の関係構築の支援に取り組んできた九大TLOが提携する。今後は、九大TLOがペパボ研究所と学術機関をつなぐ橋渡し役となり、共同研究や学生インターンシップなどを行っていく。また、ペパボ研究所が担っている、研究開発・研究成果の実装・実装後の検証・結果の論文発表といったサイクルを取り入れ、新技術の開発から、その技術を活用した、インフラサービスの提供によるスタートアップの支援、その後の効果測定までをサポートし、新しい研究開発サイクルの仕組みを作る。
7月13日のイベント「ペパボナイト in FUKUOKA growth next」は、「ペパボ研究所 福岡研究開発シティ宣言」をテーマに、福岡市を拠点とするスタートアップやベンチャー企業、産学官連携・地方創生等に興味のある人を対象に行われる。
九大TLO代表取締役社長・前田真氏、ペパボ研究所所長・栗林健太郎氏らが登壇予定で、今回の取り組みのねらいや、産学官連携によって生まれる福岡市の未来について語られる。
開催日時は7月13日18時30分~23時(トークショーは19時~20時)、会場はFUKUOKA growth next(福岡市)。参加費は無料。定員は50名で、詳細はFUKUOKA growth next公式サイトから確認できる。
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