イー・ラーニング研究所は、子どもを持つ全国の30〜59歳の男女500名を対象に実施した、「子どものキャリア教育」に関する意識調査の結果を、1月28日に発表した。同調査は、1月17日〜21日の期間に行われている。
調査対象者に、子どもにとってキャリア教育は重要だと思うかを尋ねたところ、「非常に重要だと思う」(19.6%)と「重要だと思う」(57.6%)を合わせた割合が、約8割となった。
子どもがキャリアについて考える年齢は、何歳くらいが適切だと思うかを尋ねた質問では、「小学生」が24.4%、「中学生」が35.6%、「高校生」が23.8%と意見が分かれ、大学生以上も16.0%と、さまざまな考え方があることがうかがえる。
子どもがキャリアに関する情報を収集する際に、重要だと感じるものとしては、「学校の授業やガイダンス」(29.3%)がもっとも多く、「家庭での会話」(27.2%)、「専門家による講演などのイベント」(22.8%)がそれに続いた。
子どものキャリア教育において、足りていないと感じるものを尋ねたところ、「実際の職場体験」(29.6%)が最多となっている。
子どもが通っている学校において、キャリア教育に関する授業やガイダンスがあるかを尋ねた質問では、「ある」が14.0%、「ない」が42.4%で、「わからない」(43.6%)という回答も多かった。
子どもがキャリアについて学べる授業やガイダンスを増やすべきと思うかを尋ねたところ、「とてもそう思う」(17.2%)と「ややそう思う」(41.2%)を合わせた割合が約6割となっている。
子どもの進路や将来について、話し合う機会がどれくらいあるかを尋ねた質問では、「週に1回以上」が10.6%、「月に1〜2回程度」が27.6%、「年に数回程度」が26.2%、「ほとんどない」が35.6%となった。
子どもの進路や職業選択について、どの程度親が関わりを持つべきだと思うかを尋ねたところ、「積極的に関わりを持つべき」(15.2%)と「ある程度は関わりを持つべき」(47.2%)を合わせた割合は約6割に達している。
子どもが学校外でキャリアについて学ぶことは重要だと思うかを尋ねた質問では、「非常に重要だと思う」(19.2%)と「ある程度は重要だと思う」(60.8%)を合わせた割合が約8割を占めた。
子どもがキャリア教育について学校外で学べる機会として、どういった所があると思うかを尋ねたところ、「職業体験」(39.4%)、「インターンシップ」(32.5%)が上位を占めている。
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