BASEは、札幌市教育委員会と「札幌市立高等学校等における教育に関する連携協定」を12月12日に締結した。今後同社が強みとするECに関する知見やノウハウを軸に、ネットショップ作成サービス「BASE」を活用したネットショップ開設体験授業などを実施し、札幌市の高校生に向けてEC教育支援を通じたキャリアの拡大などに取り組む。
同社では「BASE」や購入者向けショッピングサービス「Pay ID」を通じて、あらゆる人々の経済活動が活発に行われる環境構築に取り組んでいる。2022年から、同社と札幌市教育委員会は相互連携している。札幌市の未来を担う将来世代に向け、授業を通じてこれまで同社が培ってきたECに関する知見やノウハウを提供することで、インターネットを活用したキャリアの拡大など進路の選択肢を広げる取り組みにおける連携について協議を重ね、この度連携協定を締結する運びとなった。
「BASE」は誰でも簡単にネットショップを作成できるという特徴を持つことから、ネットショップ開設の体験を通じて早期からインターネットを活用したビジネスの可能性とネットショップ運営に必要な視点を得ることを狙いとしている。将来世代が社会に出てネットショップを運営する際、自ら持続的にインターネットを通じた販路拡大を行えるよう、ネットショップ開設を実際に体験することを中心とした授業が想定されている。
また今後ECに関する知識を教育現場に広めていくために、ネットショップ作成や運営のレクチャーなど、教育現場を担う教職員への研修支援を行っていくことも想定されている。
協定を通じて実施される内容
- 市立高校などにおける教育活動(消費者教育や実社会に根差した学習など)に関すること
- eスポーツなどに関する講演会の開催
- そのほか、前条に掲げる目的達成のために必要と認められること
なお、今後の具体的な取り組みとして「BASE」を生かした授業が展開される予定。札幌市教育委員会が希望校を募り、「ネットショップ(自社ECサイト)開設体験授業」などを実施する。授業は「BASE」の担当者が高校などに赴き、授業を通じてネットショップの開設方法などをレクチャーする。ネットショップに関する知識やノウハウを生徒に提供し、実際に端末を操作しながらネットショップを作成する授業を行うことで、より体験的・実践的・探究的な学習機会を創出していく。
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