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EdTechZineオンラインセミナーは、ICTで変わりつつある教育のさまざまな課題や動向にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々の教育実践のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。

次回のオンラインセミナーは鋭意企画中です。準備が整い次第、お知らせいたします。

EdTechZineオンラインセミナー

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教育向け動画ツール「Flipgrid」を使ってみよう!

教育向け動画ツール「Flipgrid」を始めよう! 登録方法と基本の使い方を解説

教育向け動画ツール「Flipgrid」を使ってみよう! 第2回

 無料で使える教育向け動画ツール「Flipgrid」をご存じですか? 本連載ではFlipgrid認定教員レベル3の資格を持つ筆者が、その魅力や具体的な使い方をお伝えしていきます。前回の記事では、Flipgridとはどのようなサービスなのかについて説明しました。今回は実際にFlipgridに管理アカウントを登録してグループを作成、トピックに動画を投稿して、コメントをするまでの手順について解説します。

まずは管理アカウントを登録

 WebブラウザでFlipgridのサイトを開きます。スマートフォンやタブレットのFlipgridアプリを使う場合でも、アカウントの登録はWebサイトから行う必要があります。

 英語のページが開くため、Webブラウザの機能で日本語に変換したくなる人も多いかと思いますが、日本語に変換した状態で操作すると稀にエラーが発生することがあるので、英語のままで登録することをお勧めします。それほど難しい英語は使われていないので気軽に挑戦してください。

 「Sign up today.It's free!」をクリックすると、アカウントの登録画面が表示されます。

FlipgridのWebサイトで「Sign up today. It's free!」をクリック
FlipgridのWebサイトで「Sign up today. It's free!」をクリック

 Flipgridに教員用の管理アカウントを登録するには、GoogleまたはMicrosoftのアカウントが必要です。個人アカウントでも、学校から付与されたアカウントでも、どちらでも登録できます。まずは個人アカウントで練習してから、学校アカウントでFlipgridを始めるといいでしょう。

 GoogleとMicrosoft、いずれのアカウントも持っていない場合は、まずはどちらかのアカウントを取得しましょう。両方とも無料で登録可能です。この記事ではMicrosoftアカウントでの登録方法を説明します。

Microsoftアカウントで登録する場合は「Sign up with Microsoft」をクリック
Microsoftアカウントで登録する場合は「Sign up with Microsoft」をクリック

 まず、Microsoftアカウントのメールアドレスとパスワードを入力して先に進みます。

管理用アカウントの登録画面
管理用アカウントの登録画面

 Microsoftアカウントに設定されている氏名があらかじめ表示されていますが、ここで変更することもできます。

 「Country/Region」では、自分が住んでいる国を設定します。

 「Community Type」では自分の受け持つ子どもたちの年齢を登録します。日本の学年区分と異なるため、ちょうどいい選択肢がないのですが、どれを選んでも使える機能に違いはないので、最も近いものを選んでください。

 生年月日を登録した後に、「Let's Go」ボタンをクリックするとアカウントの登録が完了します。

グループの作成

 続いて「Create a Group」をクリックしてグループを作成します。トピック(課題)はグループの中につくるので、学級やクラブごとにグループをつくるといいでしょう。

グループ作成画面
グループ作成画面

 「Group Name」はグループの名前です。英語でも日本語でも構いません。いつでも変更することができるので安心して名前をつけてください。

 「Join Code」はグループにアクセスするためのURLの一部になります。以前は任意の文字列を早い者勝ちで指定できたのですが、現在はランダムに作成されて、変更することはできません。

 「Permission」では、グループに児童生徒がログインする方法を設定します。次の3つの方法が選べます。

 「Student Email」は、指定したドメインのアカウントだけが参加できます。学校でドメインを持っている場合は問題ありませんが、自治体単位で各学校が同じドメインを使っている場合は、ほかの学校の児童生徒もログインできるようになってしまうので注意が必要です。

 「Student Username」では、Flipgrid独自の接続用アカウントを発行します。児童生徒のメールアドレスは不要です。ログインするときは、各自に付与されたユーザーネームを入力するか、ログイン用のQRコードをWebカメラにかざします。

 「Google Classroom」を選ぶと、学校で使っているGoogle Classroomの児童生徒名簿を読み込んでグループにアクセスできるようになります。Flipgridの管理アカウントをMicrosoftアカウントで作成した場合でも、ここでGoogle Classroomの教師用アカウントを入力することで、Google Classroomの名簿を読み込むことができます。

 今回はStudent UsernameでのPermission設定の手順を説明します。

Student Username選択後の入力画面
Student Username選択後の入力画面

 「Student Username」をクリックし、氏名とユーザーネームを入力してから、「Add」をクリックするとリストに追加されます。なお、このユーザーネームはパスワードの役割を果たすので、取り扱いには注意してください。

 また、CSVファイルを使ってまとめて登録することもできます。

 リストの「Print」をクリックすると、ログイン用のQRコードが表示されるので、印刷して児童生徒に配付します。

 こちらで最低限の設定ができました。右下の「Create Group」をクリックするとグループの作成が完了します。

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この記事の著者

前多 昌顕(マエタ マサアキ)

 五所川原市立五所川原小学校教諭、青森県プログラミング教育研究会発起人で事務局長。初任の頃よりICTの教育活用に興味を持ち研究を進める。いったんICT教育と距離を取り、研究対象を思考ツールにしたが、プログラミング教育必修化をきっかけに再開する。マイクロソフト認定教育イノベーターエキスパート2018-...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です


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