GRCSは、学習管理システム「Moodle」に学習コンテンツの受講結果をID管理システムに反映させるための拡張プラグイン「シンプラR」をこだまリサーチと共同開発し、2月18日に提供を開始した。
「シンプラR」は、「Moodle」内部データベースに保管される受講結果に対して条件設定を行い、条件に適った情報だけをユーザーIDとともにID管理システムにREST-APIを通じて連携する。また、ID管理システム以外のシステムでも使えるよう、CSV形式でのファイル出力にも対応している。
なお、「Moodle」に搭載されているLTI(Learning Tools Interoperability)コンシューマ機能を利用すれば、情報・システム研究機構 国立情報学研究所にて稼働が予定されている「学認LMS」上のコンテンツ「倫倫姫と学ぼう!情報倫理」も利用できる。
今後は、「シンプラR」を“学習をともなってシステムの利用を支援するツール”として、ID管理システムにとどまらず、さまざまなシステムに対して学習結果を配布可能な仕組みの構築を目指し、大学などの組織内におけるICT活用推進にともなうITガバナンス強化を支援していく。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア